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2024/11/26 06:40 |
既存事業を見直し新規事業に挑戦を
 創業90年の老舗印判店の新たな挑戦

 大正13年に創業した、東大阪市の印判店では、新たな分野への挑戦を試みています。
 昔は、印判店もたくさんあり、伝統の手彫り・手作りにこだわり、品位・風格のある印鑑作りを心掛けていれば売上高を確保できていました。

 しかし、入力するだけで簡単に印判が製造できるコンピューター彫刻装置の普及につれて安値の印鑑が氾濫する中で、廃業される店が増えてきました。また、企業がパソコン会計を採用するとともに、会計科目印などのゴム印の需要が減り、売れなくなってきました。
 そこで、既存事業の見直しと新規事業による業績の回復に挑戦しています。

 知恵と努力によって新局面を開拓

 この印判店では、娘さんがデザイン担当で、若い感覚を生かした「女性向けのおしゃれなスタンプの創作」および販路開拓事業にとりくみ始めました。これまでのように、お店でじっと注文を待つだけではなく、創作した「おしゃれなスタンプ」のサンプルを持って、新規の小売店(雑貨店、写真店等)を訪問して、提案型営業にいそしんでいます。
 さらに、インターネットを活用した、無店舗販売で商品供給するほか、個別の名入れにも対応できるオーダーシステムの構築をめざしています。 
 また知財戦略を重視し、創作した作品を保護するための、著作権、意匠権、不正競争防止法などによる競争力を高めるための措置も講じつつあります。

 知的資産の活用さらに

 知的資産とは、人材、技術、知的財産(特許・ブランドなど)、組織力、経営理念、顧客とのネットワークなどの財務諸表に表れてこない目に見えにくい経営資源の総称です。
 あたなのお店にも気がついていない「強み」(知的財産)があるはずです。この「知的財産」に注目して、活用することで業績の向上に結びつけることが「知的資産経営」です。
 コストをかけなくても、視点を変えて身の回りにある「知的資産(見えざる資産)」を活用して競争力を向上させませんか。
 どう活用するかは「中小企業のための知的資産経営マニュアル」に掲載されています。

2007/7/30 商工新聞 中小企業診断士 関浦照隆
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2007/07/30 10:44 | Comments(0) | TrackBack() | 商売ヒント!?集

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