7月 県の共済会総会が郡上市で開催されることから、郡上一揆にスポットをあて講演してもらいました。
民商の会員さんで、郡上市で文具屋さんをしている川上朝史さんは、郷土史を研究しており、体調が思わしくないなか、講演を引き受けていただきました。
郡上八幡といえば、お盆の徹夜踊りが、毎年全国ニュースで報道されています。
何やら「唄って、踊って・・・楽しそう」なのだが、郡上踊りの発祥は 江戸時代の農民一揆にあったことが、よくわかった。
その当時の八幡城のお殿様は、金森さんというそうだが、江戸のおやしきを、五千両かけ作ったかと思ったら、江戸の大火で焼失。 財政が厳しく、年貢(税金)の取り方を変えたことにより、農民たちが怒り一揆になる。
各地に散らばる部落で何度も集会が開かれ、その部落の代表が集まり、一揆に発展していく。 死罪覚悟で江戸に出向き、江戸のお殿様に籠訴!をするが、農民の声が届かない。 もう行動を起こすしかないと、一揆になり、金森城主はお家 お取りつぶし。 農民側の勝利となったそうだ。(5年の戦い・農民側は、約30名死罪・獄死)
次に城主になったのが青山さんというかたで、その方が士農工商の融和を図る目的で
踊りを奨励! それが郡上・白鳥踊りに発展したそうだ!(東京青山の地名の由来は、青山城主にあるそうです)
白鳥踊り「八つ坂」 郡上踊り「やっちく」は、農民一揆の物語を 唄・踊りにしたもので
す。 歌詞を調べると、その当時の農民のくらし、一揆の様子がよくわかります。
ぜひ、調べてみては! そして、郡上踊りに来てください。
地域の宝を見つけよう! 歴史探索で自分の街を知ろう 第2弾企画でした。(こも)